日本人って、一度決めた計画をなかなか守らない。なぜか? | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

日本人って、一度決めた計画をなかなか守らない。なぜか?

 

「外国人に比べ日本人って、一度決めた計画をなかなか守らない。なぜだろう?」

とある人が言った。

僕も同感だった。

 

それを別のある人に相談したら、

「それは日本人が良くも悪くも融通がきくからじゃないですか?」

とのこと。

 

要点を僕が理解したなりにまとめると次のようになる。

・現場レベルで融通がきくのが日本人のすごいところ

・上から言われていないのに、会社のために仕様や売り方を工夫したり、など

・だから、自由度が高い環境を好む。

・一方、世界の人たちは日本人ほど現場が優れていない。融通がきかない

・だからこそ計画を立てる必要があり、一度計画を立てたら、そこそこのレベルの計画でも皆守る。

・でも日本では計画を相当レベルまで高めないとダメ。計画の有効性や緻密さももちろん、関わる人たちの納得感など。
・日本人は、そもそも計画でなく規律でマネジメントする人たち

 

なるほど、と思った。

トップダウンという規律の強い会社であれば、「トップが決めたことだ!従え!」で計画も守らせられる。

一方、ボトムアップという規律が(暗黙にでも)ある会社であれば、

みんなが従いたいという気持ちが醸成できなければ、計画を立てても守ってもらえない。

 

ボトムアップな組織をマネジメントして、トップダウンな組織よりも大きな成果を出すのは、相当大変なのだろうと思う。

(リクルートとか本当にすごいっ)

 

一方、日本企業がグローバル展開していく時に乗り越えなければいけない壁って、英語だけじゃなくてここら辺の文化的差異もあるのだと思う。